チーメイトの話では、羽田のグラウンドの近くに愛想の良いラーメン屋があるので一度食べに行って来いよ…。と言われ3人で練習前に出かけた。
「ラーメン2つとチャーシュウ麺一つ」と注文したが、受け答えが無い。
聞こえているようだからと待っていると、無表情で調理をしている。
無言のまま、ラーメンがそれぞれのカウンターの前にドンと置かれた。
ここで初めて愛想の無いラーメン屋だから、一度行ってみろよという、裏返しの言葉と気がつく。
常連客が入口に近いカウンターの隅でビールを飲みながらテレビを見ている。その客に向って「店閉めるからノレンを外してくれ」と言葉を発した。客はノレンを外し、おもての看板を裏返し準備中にした。手馴れた動きだ。
やれやれという感じで、金を支払い、どんぶりをカウンターに戻す。
ここで事件発生!!
わがチームの某監督が持ったどんぶりの底が、カウンターに当たり、残ったつゆがはね返り、カウンターがビショビショになってしまった。
ここでも店主は無言、無表情。ここまでくるとこの店を紹介(?)してくれたチームメイトが、誰かに伝えたくなる気持がわかったような気がした。
一度体験したい人は、環八、羽田旭信号の近くにあるので行って見よう。味は悪くないよ。
以前蒲田の有名店で、ウチのラーメンを食べるときには「しゃべらないで、食べてくれ」と言った某有名店の店長を思い出した。